ニュース 財務会計(FI)モジュール

財務会計(FI)モジュール

2024.02.29

1. 概要

財務会計(FI:Financial Accounting)モジュールは、会計関連の「財務会計領域」のモジュールです。

 

SAPモジュールの中で、最も重要なモジュールとして導入する企業が多いのが特徴ですが、クライアントの財務管理の業務フローや仕事内容の理解、FIモジュールのシステム機能や役割の専門知識を身につけなければいけない難しさがあります。

 

社外向けの財務諸表を作成する機能を持ち、企業のトランザクションデータを集約する総勘定元帳(FI-GL)、債権管理(FI-AR)、債務管理(FI-AR)、固定資産会計(FI-AA)などのサブモジュールにより構成されています。

2.サブモジュール

• 総勘定元帳 FI-GL(General Ledger)

 

総勘定元帳とは、全ての取引を勘定科目の種類別に分類して整理及び計算する帳簿であり、企業は事業を運営する上で必ず作成をしなければならず、毎日の取引を記録として登録し、会計伝票の起票管理、帳簿残高の管理を行います。

 

• 債務管理 FI-AP(Accounts Payable)

 

債務とは、特定の人に特定の行為や給付を提供しなくてはいけない法律上の“義務”になります。仕入先補助元帳を作成する機能を持っており、仕入先別に買掛金や未払金の残高と明細を管理します。

 

• 債権管理 FI-AR(Accounts Receivables)

 

債権とは、特定の人に特定の行為や給付を求める権利を意味しています。得意先補助元帳を作成する機能を持っており、得意先別に売掛金や未収金の残高と明細を管理します。

 

• 固定資産会計 FI-AA(Asset Accounting)

 

固定資産とは、土地・建物・機械設備などの有形資産やソフトウェアなどの無形資産など1年を超えて現金化・費用化される資産です。

不動産や大型設備などの有形固定資産、ソフトウェアなどの無形固定資産の取引を記録します。

 

3. 財務会計(FI)と管理会計(CO)の違い

同じ会計モジュールとして、CO(管理会計)モジュールがあります。

 

FI(財務会計)モジュールは、企業の投資家や債権者などに向けて作成する、会計処理方法である財務会計を目的としているのに対し、CO(管理会計)モジュールは、社内向けの管理会計を目的としています。


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