生産計画/管理(PP:Production Planning and Control)モジュールは、ロジスティクス関連の「生産管理領域」のモジュールです。
生産計画・製造指図・製造実行・生産性分析まで、製造生産における一連のプロセスを効率化することができます。生産計画実施により、製品・半製品をいくら生産するのか、原材料をいくら発注するのかを算出し、それぞれ製造指図・発注依頼に変換します。
その後、製造指図に基づいて生産を実施し、実際に製品・半製品がいくらできたか(入庫)、半製品・原材料をいくら使ったか(出庫)、作業にいくら時間がかかったか(作業完了確認)といった製造実績を製造指図に対して入力していきます。製造実績を正確に入力することにより、リアルタイムで精度の高い在庫管理ができます。
また、実際に製造でかかったコストを CO(管理会計)モジュールに連携することにより、製造原価を把握できます。
• 計画独立所要量
品目に対する生産計画を計画独立所要量として入力し、見込みで製造する為の製品計画を計画独立所要量として登録します。
• MRP(資材所要量計画)
計画独立所要量を基に、製品の計画手配(必要生産数量・購買数量の算出)と原材料の購買依頼が作成されます。
• 製造指図
MRP実行後に計画手配の伝票が登録され、生産・発注に取り掛かっても問題ないと判断されると、計画手配を製造指図へ伝票を変換します。
• 製造実績
生産活動の実績データを管理・分析します。
製造指図を基に、以下の3つの情報を実績計上します。
♦ 構成品出庫 :製品を製造するための材料の使用量
♦ 生産品入庫 :製品の製造量
♦ 作業時間 :製品を製造するための所要時間
販売管理(SD)、購買/在庫管理(MM)